【高齢者のご入居と空室対策】

こんにちは!!

鈴木美香です。
いつもご覧いただき、本当に
ありがとうございます。

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人生はチャレンジだ!

この歳で起業して成功したら・・
すごくないですか?!
シニアの星を目指してー
なあんて言えばカッコイイけど
現実は泣き笑い人生、

いろんな事を乗り越えながら
修行の毎日です。

【昨日の活動報告】

仲介さん訪問
若い仲介さんでしたが、経験も豊富で
教えていただくことが多かったです
高齢者のご入居の事が話題になったので
私なりに考えてみました

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現在の日本は世界でもトップの超高齢社会です
最近は元気に働き続ける高齢者
(シニア・エルダー)(アクティブ・シニア)
もずいぶん増えてきています。

ひと昔前のように、歳とったら子供に世話になる
という時代ではなくなり
仕事を持つ高齢者も増えてきていますね!

年齢だけで判断されることは嫌だと思う高齢者もいれば、
これまで働いて社会貢献してきたから
もう自分の人生を生きたいと考える高齢者も多いと思います。

2015年総務省統計によれば65歳以上人口は26.7%
2025年には30%に達すると見込まれています。
都市部における単身高齢者人口の増加率は著しく
高齢者問題は都市部の問題となってくるでしょう

賃貸住宅における高齢者の問題は、
大家さんや管理業者と共に
受け入れから居住の間の問題として
避けて通れない時代となることでしょう。
若い人しか入居できません!などという方針では、
人口が減る中、好条件の物件でない限り
空室が増えることに直面することになるかもしれません。
積極的にリスク対策をとりつつ、
長期入居してもらえる高齢者を受け入れて入居してもらうほうが
良い機会ではないでしょうか。
 

高齢者は長期入居してくれる

高齢者のニーズは、必ずしも駅近くでなくてもよくて、
病院や役所へ行くバス停が近い、買い物ができる
駅から離れても静かで暮らしやすい環境を好みます。
また、若い人が2階以上と希望するように、
人気のない1階が好まれることや
間取りや広さがあれば、築年数にはこだわらないこともあります。
そして60%以上が居住年数6年以上と長期入居してもらえます。
高齢者は若い人のように頻繁に引っ越すことは考えないので
長期入居してもらえると考えます。

受け入れ時のポイント

高齢者だからと言って
特に一般的な入居受け入れと大きな違いはないと思いますが
それぞれの方の状況に合わせて
起りそうな問題にあらかじめ対応することを
考えればよいのかなと思います。
入居期間中も柔軟に対応できる工夫と対策を、
お互いに十分話合うことが大切ですね

受付時のポイント 

管理会社は事前に大家さんに年齢だけでは判断しないよう
アドバイスする。

確認したい項目として、

●お部屋探しの理由
●健康状態
●収入源
●社会とのつながりや身内の情報

お部屋探しの依頼時に来られた時、
大家さんに安心してもらえる情報を収集します。

場合によっては、必要に応じて近親者と相談したり
福祉サービスを組み合わせることや、
手すりなどを事前につける必要も出てくるかもしれません。
そのヒアリングをもとに大家さんと話しあうことができます。

申込から審査

大切なことは、必ず本人と直接の面談です。
ご本人の人柄や身体状況など直接把握できます。

そして連来保証人は必要です。
万が一連帯保証人がいない場合も、
それに代わる対策として
保証会社や高齢者住宅財団家賃債務保証制度などの利用が必須です。

親族が近くに住んでいない場合も連絡先として聞き取り、
また本人の人的ネットワークも把握しておくことが大切です。
たとえば、緊急連絡先、
遠方でも身内や親せき、
かかりつけ病院、デイサービス、友人、行きつけのお店、
地域センターなど日々行動している場所などです。
細かいようですが、すべて記入しておき、
管理業者と大家さんとの共有情報にしておいた方が良いでしょう。

個人の人権保護や個人情報の取り扱いには十分な注意が必要ですので、その書面も交わしておくと良いでしょう。
 

契約時

審査後、入居となった場合は高齢者の場合は
終の住家となる事を想定して契約します。
その内容については通常の契約内容に加えて、
特約事項として追記したり、注意事項としての書面も必要かもしれません。
もちろん、契約書類は見やすい大きな文字で!
また、必要に応じて「見守りサービス」(一例)に入っていただくことを条件と考えてもよいかも知れません。

私の知っている大家さんは1食だけでイイので
お弁当を摂っていただくシステムを導入しています。
手渡しして、安否と健康状態を把握しています。

そして、必要な時の連絡ネットワークをお互いに取り決めておくことも良いでしょう。
ただし、個人情報保護に十分注意をして、相手方にも連絡を入れて確認しておきます。
身内の方や連帯保証人などの変更がある場合は必ず連絡していただく約束が必要です。
2年更新時では少し間が空きすぎなので、こまめな連絡や声掛けが大切です。

大家、オーナー、管理業者の注意点

入退去の管理だけを行っている業者では、通常それ以上のことは行いません。
共用部の清掃を依頼していれば、その業者が、もしくはオーナーが近くであればまめに物件を見に行って観察することが可能です。
たとえばポストに郵便や新聞がたまっているとか、
ご近所の人からの近況を入手できます。
素早く異常に気付くことが大切な行動です。

稀に、毎月の賃料を引き落としや振り込みではなく、毎月持ってきてもらうことで安否や健康状況を確認している場合もあります。
管理業者や不動産業者は、
大家さんが受け入れやすくなる説得材料を準備することで
高齢者でも個人の状況により入居してもらいやすい工夫をすることです。
 
必要に応じて地域の社会福祉協議会・地域包括センター
や行政とも連携をとっていく事も大切と言えます。
超高齢化社会に向かう不動産業や管理業としては、
変化を恐れず前向きにとらえて、大家さんと協力していきましょう。

カッコイイ高齢者がいる地域の将来価値は高い

高齢者を受け入れる暖かい社会や人のつながり、
それが地域の価値を高める一因ともなります。
 
より良いのは、高齢者も自分ができる事で社会貢献として、
社会の一員になって担うことがあると、
より元気な高齢社会になるのではないかと考えています。

高齢者が恐れることは病気や周りからの疎外感です。
無理をする必要は無いけれど、
自分を必要とされている場所で生きることや、
気軽に声掛けできることは素晴らしいです。

カッコよく生きている高齢者がいる街って将来価値は高いのではないでしょうか。
 
私ももう60歳です。
カッコイイ、カワイイおばあちゃんを目指したいと思います。
毎日、応援していますよ!!