【外国籍の方のお部屋探し】

 

空室に悩む大家さんでも
素敵な入居者さんと出会える
フィーリングリフォーム®空室対策アドバイザーの鈴木です。

大学の合格発表があり
大学生さんのお問い合わせが多くなってきました。

先日は外国籍留学生の入居のお問い合わせがきました。

仲介業者さんはどのように対応しているのでしょう

なぜ外国人に貸すことを嫌がるのか
外国籍の方が問い合わせをする場合、
外国籍というだけで断られるケースが多いように思います。
 
たとえば次のような理由があります。
●保証会社を使って、さらに日本人の連帯保証人をつけられますか?
外国籍の方に強い保証会社もあります。
 
●留学生の場合、留学してくる本人でなくて、
その親でなくては契約できません
(書類のやり取りを海外の親とどうやるのか?)
ということで、どちらも結構厳しい条件です。
 
逆に、海外留学経験者の親に聞くと、
日本人が海外へ留学したとき、
主に英語圏ですが、
必要だったのはデポジット(預け金)と前家賃くらいで、
あとは学校への学費支払い済確認書みたいなものを見せるだけだったと聞いたことがあります。
ー聞いただけの話ですみませんー
 
そう考えると、日本での賃貸契約は
なかなか条件が厳しいと言えます。
 
すでに多くの外国籍の人が入ってきているので、
柔軟に対処するしかないように思うのですがいかがでしょう。

大家さんや業者にとって1番の心配は賃料の不払いでしょう。
しかし、これは外国籍に限らず日本人でもあることです。
 
その時は、連帯保証人に請求するか、
保証会社へ債権請求することになります。
 
 
その連帯保証人と保証会社の両方を条件にすることが、
外国籍の方には厳しいのではないかと思います。
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重要事項を理解してもらえていますか?
 
重要事項説明を丁寧にして、理解してもらわないと
いけません。
言葉の壁が大きいかもしれませんが、
そうも言っていられません
 
入居したのに、ペット不可も理解せず、
更新があることも理解していないと言った
トラブルは多いのも事実です。
 
説明はしても理解はされていないのです。
 
生活する中で自分の国との違いがわかるまで
時間がかかります。
 
はじめの段階で、守らなければ住み続ける事が出来ない
と繰り返し、伝えておくことが大事です。

 
大事な重要事項内容をどうしたら伝わるか?
 
言葉のわかる人を手配するのには手間もかかるし、
もしかしたらの費用も発生するかも知れません。

 
それでも、大切な内容と、日本での生活習慣を理解してもらうためには
努力はするしかないわけです。
 
トラブルを起こす事を未然にふせぐためにできる努力はしていくしかない、というのが今の時代には必要だと考えています。

部屋探しのガイドブック

生活習慣の違いを理解してもらうための冊子が協会から出ています。
 
日本で生活を始める時の部屋探しをするときに欠かせない基礎知識や入居の手順、入居中のルールに関する疑問をわかりやすく解説している冊子です。
 
暮らしのガイドブック 英語版
暮らしのガイドブック 中国語版
暮らしのガイドブック 韓国語版
 
これらを上手に活用しながら、
外国籍の方にも入居してもらい、
日本の習慣を理解してもらうことが、
良き入居者を増やすための業者の役割になります。
 
リスクも説明し、契約違反になればどうなるのかも説明します。
 
独自のネットワークで繋がっているので、
口コミで広がるのが外国籍の方々の特徴です。
 
あいまいにする日本人の習慣などは
ほぼ理解されません。
 
また、面倒だからとか、リスクだからとか
外国籍の方の入居を断り続けていては、
いつまでたっても日本での暮らしや習慣を理解してもらえず、
みぞを作るだけではないでしょうか。
 
 
お国事情が異なると
さまざまな問題が起こることはあります。
 
日本に来て暮らすなら
日本の習慣を理解してもらうことが大切です。
 
例えば、宗教は自由ですが、法律的に問題がある場合、
自分の国で暮らすしかないということです。
 
暮らしも同じことが言えます。
 
日本の生活習慣を守らないでは
暮らせないということを
しっかりと説明に入れていかなくては、
今後もトラブルは絶えないと考えます。

 
英語が話せない私は
 今後どうしたらいいのか?
英語のできるボランティアや友達に頼んだりするしかありません

 
最近の翻訳機能はかなり精度が向上して、
以前のようにとんでもない翻訳(?!)
にはならず、そこそこできるとも聞きます

 
入力するときの日本語文章を正しく入れることがコツらしいですが、
これらを利用することも必要です。
 
これからは
大家さんもですが
業者としてもかなり努力が必要な時代になってくるでしょう。
 
 
更に、気になることもありました。
先日、仲介業者さんから、ご案内前に
この様なお問い合わせがありました。
この、マンションには外国籍の方が住んでいませんか?
という内容でした。
要は外国籍の方が入居しているマンションには
入居したくない日本人がまだまだいるということです。
この話を聞くと大家さんは、
外国籍の方の入居を考えなくてはなりません
悩ましい限りです。

私は果敢にチャレンジする大家さんも応援します。
がしかし、現在の入居者さんとのコミュニケーションも
大事にして行かなければなりません
ともに学び応援して行きます!