【入居者像を想像する】

こんにちは
空室に悩む大家さんでも
素敵な入居者さんと出会える

フィーリングリフォーム®空室対策アドバイザーの鈴木です。

昨日は、静岡市清水区の一戸建ての
売却を検討している方の査定に行ってきました。

今日は1日調査や査定書の作成・・

売買も賃貸と同じで

どんな方に買っていただきたいか
戦略を練っております。
 
世代を調べて特徴付けてみました。

生まれた世代が違うと、
価値観や生き方、
生活のスタイルも異なり、
当然の事のように住まいに関しての要望も異なってきます。
自分の物件がどのような世代に適するのか、
入居者をイメージして
お部屋づくりの参考にしましょう
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20代から30代

ミレニアル世代(SNS世代)
1983年~1994年ころの生まれの20~30代の方です。
 
物心ついたときにはバブルが崩壊し、
ずっと不景気が続いたので「超安定」思考が強い。
 
 
消費意欲は低いが、
自分にとって価値のあるものに対しては消費をする。
 
 
生まれた時から恵まれていて
実家の充実した設備で育っているため、
建物も断熱性や遮音性など
高性能を知っているので、
賃貸にも同様の性能を求める傾向がある。
 
 
男らしさとか女らしさにとらわれず、
インターネット普及とともに成長して
部屋探しもネットで行うSNS世代です。
店舗に行くのは内見のみ。
 
 
この世代は「家中消費」の層と
「堅実」層がある。
 
 
「家中消費」層は
家で過ごす時間が多いので生活の経費が下がる
「Wifi無料」や経費の安くつく設備好む。
外食ではなく、
家で友人たちと食事を楽しむことを
好み外食はあまりしない。
 
 
「堅実」層は、
人気エリアよりは職住近接エリアを優先し、
安ければ狭い部屋であっても、
物を多く持たないミニマリスト入居者も増えている。
 
 
このような方は、荷物も少なく、
テレビも持たない、
引越しも段ボール数個といったミニマムな生活を好む。
 
 
性別にとらわれることがあまりないようなので、
女性だから花柄やピンク?
のものを好むかといえば
そうではない。

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40代から50代 単身ミドル世代(自分なりのこだわりがある)
 
おおむね、1971年∼1982年頃の生まれの40~50代の方です。
 
 
一般的に「団塊ジュニア世代」といわれ、
「ポスト団塊ジュニア世代」とも言われます。
この世代は、とにかく人口が多いことが特徴です。
 
 
就職氷河期に突入し、
同じ世代でも収入格差が大きく、
非正規雇用者が多く結婚格差の問題で、
結婚せず自分で働かざるを得なかった人達も多くいる。
 
 
ただ、就職前までは
バブルの恩恵を受けた親を見て育っているので
結構理想は高いかもしれません。
 
 
高収入層は眺望や設備にこだわり
広めの間取りなどステータス志向や
ゴージャスを求める傾向がある。
 
 
あまり暮らしに余裕のない層は
賃料の安い物件を好む。
未婚が多いので趣味にはお金をかける傾向がある。
また、親からの資金、物資の援助を受けながら暮らすため
実家近くの近居が増えている。

 
単身高齢世代

超高齢化の時代で、人生100年時代ですが、
それは元気でいてこそのはなしです。
 
 
ご夫婦でお元気なことが一番望ましいですが、
片方だけになられたときや、
ずっと単身で来られた方の賃貸事情は、リスクも伴います。
 
 
しかし、現実に多くの単身高齢者がいることも事実で、
中でも自立して暮らしている方なら年齢が高くても
社会生活を営む上で問題ないと思われます。
 
 
高齢者、65歳以上を言うかもしれませんが、世間的には割合にお元気です。
 
 
ずっと仕事をしてこられたのなら、
その年金から賃料を支払い、
残りで暮らしていける方なら
積極的に入居してもらっても良いのではないでしょうか。
 
 
高齢者は若者と違って、
いったん入居すれば長期に住んでもらえます。
 
 
病気や孤独死の問題は、
普段のコミュニケーションや、
見守りの設備を導入することで
回避できるのではないでしょうか。
 
先日、大家さんから伺った例では
単身高齢者のお友達同士で
同じアパートに(部屋は別)
ご入居されたということで、安心されたようです。
 
 
中には、毎月の健康を確認するために、
賃料を持参してもらっている業者もあります。
 
あるいは、近くの地域包括センターや
民生委員に
声をかけておくこともお勧めします。
 
 
そうすることで、入居者の変化もわかり、
お話しすることで近況も知ることができます。
 
 
場合によっては行政から
受け入れ先としてのお部屋を提供してほしいと
尋ねられることがあります。
 
 
行政にバックアップしてもらえると、
長期入居を確保できることにもなります。

 
生まれてきた時代背景で、
身についたことが異なるので、
求める価値も異なるということです
 
 
大家さんにとっては、
自分の物件がどのような位置にあり、
どのような層に適しているのかを考えることで、
リフォームのやり方にも的を絞った方向性を持つことができます。
 
これこそがペルソナ設定に有効なのです!
 
 
たとえば、駅から徒歩圏の近くで、
古い物件なら大規模なリノベーションやリフォームで
資金をつぎ込むよりも、
できるだけ安くリフォームして、
経済的に合致する人に入ってもらうことで長く入居してもらえます。
 
 
そこそこ距離がある物件なら、
建物の質を上げて若い世代の入居を呼び込む。
 
 
そこまで考えなくとも、
ニーズの傾向を知るだけでも今後の参考になります。
 
 
いずれにせよ、長く入居してもらうことが一番
なので、相手を知ることは大切です。
 
 
世代間ギャップを考えながら、
良き関係を築ける入居者さんに借りていただけるよう
業者として努力し、また願っています。