【なんで?うちの物件が選ばれないの】

なんでうちの部屋が選ばれない?!

リフォームもしたし、家賃も見直したから
内見者がどんどんやってくるだろうと考える大家さん。
意外とそういう状況ではなく、
空室が続いていませんか。
自分のところだけと思わないでください。
実は多くの大家さんがそのような悩みをお持ちです。
思ったより決まらない、なんでだろう?
となやんでいる大家さんはじつは多いのです。
少子高齢化で、人口は減りつつあります。
しかし、賃貸マンションやアパートは
一時期の節税対策や相続税対策
でどんどん建てられて、
新築物件は建設され続ける現状で
賃貸物件は過剰になっています。
これまでも、大家さん向けにいろいろ対策を
書かせていただきましたが、
今回もう一度改めて考えましょう。

内見時の印象は大切
明るく清潔な印象に

今は物件探しはインターネットやスマホが当たり前、
しかも内見する時点でかなり絞ってきています。
(掲載する写真も明るくする事は言うまでもありません)
内見まで来られる方は
新しく住もうとするところに希望を持ってこられます。
いわば、お見合いのようなもので、
建物やお部屋の第一印象
(ファーストインプレッション)はとても大切です。
仕事の合間に内見に来られる時など、
暗くなる夕方や夜の場合もあります。
お部屋の電気は、空室でも灯るように
電気契約は切らないでおきましょう。
真っ暗な中での内見では入居は決まりません。
私もご案内したときの経験で、
通電されていなくて真っ暗な中、
懐中電灯の明かりでご案内したことがありますが、
やはりだめでした。
空室の間の使用料は大家さん負担かもしれませんが、
その間も契約を切らないで使えるように
しておいた方が良いです。
照明器具も付けておきましょう。
それが安価であってもシンプルで必要な明るさを満たしていれば、
入居者にも喜ばれます。
また、間接照明の明るさは人に安らぎを与える効果があります。
モデルハウスなどでは間接照明を駆使して良い印象を作り出しています。
ちょっとのことをでずいぶん印象が変わります。

共用部の印象も大切に

さらに、大切なのは、共用部の照明です。
暗くて印象が悪い賃貸というイメージが、
内見で初めて来たときに真っ先に印象付けられます。
共用部は、共益費などで賄われるのですから、
いただくことになっていればなおさら大切です。
LEDは電気料金も節約できるし、
長時間耐用するので初期投資はありますが
長い目で考えると、明るく印象も良く、
お得ではないでしょうか。

古いのと汚いのは別!ですよ

「いや、そうは言ってもうちの建物はもう古いから~」
と考えていませんか?
古いから汚くて当たり前ではありません。
古くてもいつもきれいに整えられ、工夫のある賃貸物件はあります。
日々の清掃や自転車の整頓など
日頃から心がけて綺麗に努めていると、
それは初めて来た人にも伝わるものです。
逆に、古くなくても、
チラシが散らばっているまま放置されていたり、
張り紙がいっぱいあって、
ここはマナーの悪い入居者が多いのか?
ということを印象付けているところもあります。
不必要なものや、
不明な自転車等もおきっぱなしにしないで
速やかに撤去したり、
自転車の居場所をあきらかにするために、
ラインを引いて綺麗に駐輪してもらえるような
工夫をすることで入居者の整頓の意識も変わってきます。

貼り紙でがっかり!

「〇〇厳禁!!」とか「ゴミを捨てるな!」とか言った張り紙は、
入居者のマナーが悪のか荒れているのかという印象よりも
「オーナーがうるさくて嫌な人柄」ということを印象付けてしまいます。
「いつもきれいにお使いいただいてありがとうございます」とか、
「寒くなりましたが、エアコンなどの不具合があればお声掛けください」
といった入居者への心使いが分かるような
張り紙の方が効果的ではないでしょうか
入居者さんとコミュニケーションをとろうとしている
大家さんの人柄が伝わります。
何より、古くてもゴミ置き場をきれいに保つことや、
共用部をきれいにお掃除できていると清潔感を感じて良い印象があります。
今回は、内見時の建物やお部屋の印象について考えて見ました。